REVUE
S833A T43
<とてもシンプルなレビュー社の3針モデルです。2004年2月にデッドの状態で入手。> |
1970年代のREVUE社のトノーケースの3針モデルです。 現在REVUE THOMMEN社の名で知られる同社は1853年にGEDEON THOMMENによって設立されました。創立当時は腕時計と懐中時計のみを生産していたTHOMMEN社は1920年を境に航空機用の精密計器の生産にも乗り出します。 そこでREVUE社の名前は主に時計用のブランドネームに、そして航空機用の精密計器の生産にはTHOMMEN社の名前が使用されたようです。REVUE THOMMENの名は現在も世界の航空機の計器類に刻まれ使用され、また歴代のアメリカ大統領が使用した時計メーカーとしても知られます。 |
<文字盤には17石、インカブロックの表示が。この当時インカブロックは防水性能表示よりも売り文句だったのでしょうか。> |
<前面、サイドと鏡面仕上げが施された樽型のケース。風防はやわらかい盛り上がりが特徴的なへサライト(プラスティック)風防。> |
| 70年代特有の樽型ケース(トノーケース)に美しいシルバーの文字盤が映えるこの時計は、2004年2月に未使用の状態で入手することが出来ました。 通常70年代のトノーケースには中心から放射状に向けてヘアーライン仕上げが施されていますが、この時計のケースには当時の物としては珍しく鏡面仕上げが施されており、時計正面のベゼル部にあたる部分のみヘアー仕上げとなっています。 インデックスは非常に美しいコントラスストの銀文字盤を基調に中心部が黒に装飾された埋め込み式のシルバーのブロック型インデックス、そしてアブライとのレビュー社のマーク。そしてインデックス同様中心に黒いラインの入ったバーインデックスがシンプルながらも美しく調和しています。 特に文字盤は自然光ではパールホワイトともいえる美しい色、そして電灯の下ではシャンパン・ゴールドのようにも見える非常に表情豊かなものです。 |
<非常に美しい銀色の文字盤。鏡面仕上げのインデックスと時分針へのブリリアントな映り込みが美しいです。> |
<リューズにはレビュー社のロゴが刻印されています。このマークは現在のレビュートーメン社にも使用されています。> |
<中心にやはりレビュー社のロゴが刻印された裏蓋。裏蓋はスクリュー式でこれにより防水性が高められているようです。> |
<レビュー社製ムーブメントのcal.57。70年代までは様々な自社製ムーブメントが見られました。> |
裏蓋には”SWISS MADE−STAINLESS STELL−WATERRESISTANT−ANTIMAGNETIC”と刻印されていることから防水及び耐磁使用であることがわかります。 裏蓋を開けると、非常にシンプルな佇まいの自社製ムーブメント・cal.57が顔を覗かせます。 大き目のテンワ受け、まったく装飾のされていないとてもシンプルな工業的デザインが印象的なムーブメントです。 |
| このケースの特徴的なのところは裏蓋にムーブメントを固定する為の金属のスペーサーが噛まされているところでしょうか。この金属のスペーサーはスピードマスターの裏スケモデルなどに使用されているものと同様の波状の金属リングで、これが裏蓋の内側に噛まされている事によりムーブをケースに固定しているようです。 ケース幅36mmとトノー型にしては珍しい小さめのケースですが、美しい銀文字盤と相成ってとても上品な時計です。 |
〜REVUE S883A T43〜1970年代 手巻き REVUE cal.57 17石 インカブロックケース・36mm ラグ幅・19mm 黒革バンド |