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Seamaster

ref.WK 2577 AUTOMATIC


 

1948年にラインナップされたシーマスターは、スクリュー式の裏蓋にパッキンを備えた当時としてはとても画期的な日常防水時計でした。

今現在、生活日常防水はもはや常識に近い感がありますが当時はいかに防水性を高めより精度の良い時計を作るかというのがとても大きな課題だったようです。

このシーマスターは1952年8月にカナダへと出荷された、ハーフバンパーcal.351を搭載したシーマスター・オートマティックです。

<80ミクロン金貼りケースのシーマスター・オートマティック。バンパームーブメントを
搭載した1950年代の典型的なシーマスターです。>

<シーマスターの基本コンセプト、スポーティーかつエレガントをしっかり踏まえたデザイン。
後ろに見えるOMEGAロゴはこの時計の当時のものと思われる箱の内側です。>

<裏蓋にはまだシーホースの刻印も防水に関する刻印もありません。ただ14Kゴールド
フォイルドとだけ刻印されています。>

<OMEGAの刻印のある部分が振り子状に動きゼンマイを巻き上げます。チラねじ・
暖急計付きテンプのムーブはローズゴールドプレート仕上げが施されています。>

まずこの時計の一番の特徴としてあげる事が出来る点は、なんといっても搭載されているこの時計の心臓部であるcal.351でしょう。

現在作られている自動巻き時計の殆どが全回転式ローターを採用しているのに対して、このcal.351ではハーフバンパーと呼ばれる振り子式の巻上げロータ−がついており、このローターが振り子状に全週の4分の3を行き来することによりゼンマイを巻き上げるという機構を備えています。

また、このcal.351はそのバンパー式ムーブメントの中でも最初期にあたるものです。

とにかくこのハーフバンパー式の時計というのは非常にユニークで、時計を腕に着けているとこのローターが左右に”コツン、コツン”と振り子運動しているのが体感できます。

<楔形のインデックスの凹んだ部分に夜光ドットがあります。ダイアルの状態は
上々ですが針・ケースは年代相応に劣化が進んでいます。>

<ムーブメントは非常にシンプルな佇まい。シーマスにはクロノメーター仕様もあり、
それはカム式暖急計採用等、通常のムーブとは異なる仕様となっています。>

ダイアルは12時、3時、6時、9時位置にアラビア数字を用い、それ以外は当時のオメガの代表的なインデックスの形である”楔形”のインデックスが使用されています。

またオメガマークは縦に長いアブライトのシンボルマークが付いています。

リューズは当時のオリジナルであろう花形のものが付いており、とてもアンティークな感じを演出しています。

<花形のリューズ。少々分かりづらいですが4つの溝がリューズに入っています。また、
この頃のシーマスのロゴは”S”の字体にとても特徴があります。>

〜Seamaster AUTOMATIC〜

ref.WK2577 1952年製 自動巻き cal.351 17石 5振動
ケース/34mm ラグ幅18mm 茶クロコ革ストラップ

時計の径は34mmと現行の時計と比べると小さめですが、ドレッシーな装いにはこれ位の大きさの方が時計が主張しすぎないので良いのかもしれません。

購入当時は黒の革ベルトが付いていたのですが、個人的にはこのダークブラウンのクロコ革のベルトが80ミクロンの金貼りケース、黒のダイアルと相成ってとても気に入っております。

とにかくバリエーションの多いヴィンテージ・シーマスター。その中から自分の気に入った物を探し出すのは容易ではありません

 

 

OMEGA WATCHES

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